フィンランド、6G技術推進のためのワーキンググループを始動
フィンランド運輸通信省は先ごろ、6G通信技術を推進するためのワーキンググループの活動を開始したことを明らかにした。次世代無線ネットワーク開発における官民学の協力や情報交換を促進しながら、フィンランド国内の6Gロードマップを作成することが目的...
2024/09/11
Posted on 2024/09/11
フィンランド運輸通信省は先ごろ、6G通信技術を推進するためのワーキンググループの活動を開始したことを明らかにした。次世代無線ネットワーク開発における官民学の協力や情報交換を促進しながら、フィンランド国内の6Gロードマップを作成することが目的だという。
このワーキンググループには、政府機関や研究機関、民間企業の代表者が参加。具体的には、フィンランドの教育文化省、労働経済省、外務省、運輸通信省、サイバーセキュリティ局長室、ノキアや現地通信大手のDNA、Telia、Elisa、アールト大学、ヘルシンキ大学、オウル大学、タンペレ大学、VTT(フィンランド技術研究センター)、FiCom(フィンランド技術産業協会)などが含まれる。設置期間は2025年5月31日までで、フィンランド運輸通信省のSabina Lindström氏がリーダーを務めるという。
フィンランドは2024年2月、米国が主導する6G開発の原則に関する共同声明に参加。この宣言は、オープン、フリー、グローバル、相互運用可能、信頼性、回復力、安全な接続性といった6G無線通信システムの研究開発に関する共有原則に同意し、協力してこれを支持するためのもの。米国とフィンランドのほか、オーストラリア、カナダ、チェコ、フランス、英国、日本、韓国、スウェーデンの10カ国の政府が参加している。