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ノキア、持続可能な6Gの技術やユースケースを探る欧州プロジェクトを主導へ

フィンランドのノキアは10月30日、欧州委員会が出資する官民パートナーシップのSNS JU(Smart Networks and Services Joint Undertaking)から、6Gの持続可能性に関するプロジェクト「SUSTAI...

2024/11/29

Posted on 2024/11/29

フィンランドのノキアは10月30日、欧州委員会が出資する官民パートナーシップのSNS JU(Smart Networks and Services Joint Undertaking)から、6Gの持続可能性に関するプロジェクト「SUSTAIN-6Gライトハウス」のリーダーに選ばれたことを発表した。

このプロジェクトは、環境や経済、社会のニーズに関連する持続可能な6Gの技術や方法、ユースケースを探るもの。ノキアは「6Gが提供するツールキットを利用し、持続可能性の課題に対するソリューションを開発するためのもの」と説明している。

ノキアはこのプロジェクトにおいて、ネットワーク機器メーカーやサービスプロバイダー、大学、研究機関など多様な組織からなるコンソーシアムを牽引する。同コンソーシアムは2025年1月に始動し、2027年にかけて特にエネルギー・スマートグリッド、eヘルスおよび遠隔医療、農業の3つの分野のユースケースに注力していくという。

同社の規格担当VPを務めるPeter Merz氏は「国連パリ協定は、気候変動との戦いを世界に約束した。あらゆる産業がその役割を果たさなければならない。SUSTAIN-6Gは、通信業界が次世代のネットワーキングをどのように応用し、環境問題だけでなく、社会的、経済的な課題も克服しながら、持続可能な未来を創造していくかを示すものになる」とコメントしている。

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