
6GとAI-RAN研究で米韓連携、Viaviと漢陽大学が覚書締結
ネットワークのテストや監視、保証ソリューションを手がける米Viavi Solutionsは6月10日、韓国の漢陽大学※とAI-RAN、5Gおよび6Gの研究に関する覚書(MoU)の締結を発表した。Viaviは無線ラボテストソリューションや専門...
2025/07/18
Posted on 2025/07/18
ネットワークのテストや監視、保証ソリューションを手がける米Viavi Solutionsは6月10日、韓国の漢陽大学※とAI-RAN、5Gおよび6Gの研究に関する覚書(MoU)の締結を発表した。Viaviは無線ラボテストソリューションや専門知識を提供し、漢陽大学はViaviの「6G Forward」学術パートナーの一員となる。
協力の中心となるのは、漢陽大学の「Beyond-G Global Innovation Center」。同センターは2024年、韓国政府のグローバルイノベーション研究センター(IRC)支援プロジェクトにおいて、次世代通信分野における研究拠点に選定されており、年間50億ウォン(約5億3000万円)以上の支援を最長10年間にわたって受けている。
Viaviは、同センターにNITRO Wirelessテストスイートと6Gテストベッド、ネットワークのデジタルツイン技術を提供。これにより、漢陽大学の研究者や学生は、最先端のテスト環境で実践的な研究を進められるようになる。
Beyond-G Global Innovation Center所長のSunwoo Kim氏は今回のパートナーシップについて「Viaviのグローバルな専門知識と我々の学術的な革新性が結び付けるもの」と述べ、「6GおよびAI-RANにおけるインパクトのある研究の基礎を築くことができる」とコメントしている。
漢陽大学は韓国有数の工学系大学で、特に通信や半導体分野での研究に強みを持つ。