米Celona、業界初のクラウド制御型プライベート5G「AerFlex」を発表

米プライベート5G事業者のCelonaは2025年8月6日、業界初となるAP（アクセスポイント）だけで構成されるクラウド制御型のプライベート5Gプラットフォーム「AerFlex」を発表した。ローカルのサーバーや複雑な統合を不要とすることで、数時間での導入が可能なサービスになる。企業はこれまでにないスピードとコスト効率で、プライベート5Gを展開できるという。

同社はこの新アーキテクチャにより、これまで導入が難しかった中小規模の拠点やリモートサイトにも、柔軟にプライベート5Gを提供できるようになると説明。既に米食品大手のCargillが複数拠点でAerFlexの試験導入を開始しており、製造プロセスの効率化やサプライチェーンの効率向上、倉庫内のフォークリフトの自動化などに活用しているとのことだ。

CelonaのRajeev Shah CEOは「AerFlexは、あらゆる規模の企業にとってプライベート5Gを真にアクセス可能で運用効率の高いものにする大きな一歩」と述べ、「イノベーションと劇的なシンプルさの組み合わせにより、従来の導入障壁を取り除く」と語っている。

資料

• Celona Unveils AerFlex: The Industry’s First Cloud-Controlled, AP-Only Private 5G Platform for the AI-Powered Enterprise
• Celona Unveils AP-Only Private 5G Offering To ‘Democratize” Private 5G
• Celona intros hybrid private 5G system, takes aim at telco bloat; Cargill in-test at 20 sites