最先端産業技術と最先端通信技術の融合(IX)ワークショップ(Vol.9)

Posted on 2025/09/09

ミリ波はAPN(All Photonics Network)と連携することで、End-to-Endでの性能確保を支える重要な技術として今、改めて注目され始めています。今回の「XGMF・ODAIBA IX Core  ワークショップ(Vol.9)は、第1部で、最も有力なAPNとしてのIOWNを推進する「IOWN Global Forum」のコアメンバー3名から重要なヒントをご提供いただき、その後第2部でミリ波、そしてAPNをそれぞれ会場で体感していただいた上で、この2つの連携がどのようなサービスモデルを創造する可能性があるかを「IOWN Global Forum」メンバー交えながら、皆さんとディスカッション/ブレーンストーミングする場とします。

開催概要

イベント名称
XGMF・ODAIBA IX (Industrial Transformation)Core
最先端産業技術と最先端通信技術の融合(IX)ワークショップ(Vol.9)

ミリ波とAPNを体感し、この2つの連携についてディスカッションしよう
TeleGraphic WorkShop/Industrial & Communication Engineers Talk
開催日時
2025年9月18日(木曜)
第1部 13:30〜15:00 講演
第2部 15:15〜17:00 体感ワークショップ+ディスカッション
参加方法および会場
現地(会場:docomo R&D OPEN LAB ODAIBA)参加はXGMF会員社のみとさせていただきます。(お申し込みは事務局へ)
第1部はライブ配信を実施します(非会員社の方も参加できます)。お申し込みはこちらから
主催
XGMF・ODAIBA IX (Industrial Transformation)Core

タイムテーブル (敬称略)

第1部 (13:40-15:00) 講演:『無線と光の融合』

開会挨拶
中村 武宏(Takehiro NAKAMURA)
ODAIBA IX Coreリーダー/NTTドコモChief Standardization Officer
Session1(セッション1)
川島正久

AI社会に向けた光と無線の共進化
川島正久(Masahisa KAWASHIMA)
NTT IOWN推進室IOWN技術ディレクタ/IOWN Global Forum 技術WG議長

本セッションではIOWNグローバルフォーラム Open APNによる光伝送インフラの進化(毛細化、Software-Defined化)を説明したうえで、この新たな光伝送インフラを活用して無線アクセス網、エッジコンピューティングインフラをAI時代に向けて進化させる活動の概要を紹介します(詳細は次の猪原氏により説明があります)
Session2(セッション2)
猪原涼

ミリ波パフォーマンスを最大化するためのAPN・モバイルネットワーク・コンピューティングリソースの連携方法
猪原涼(Ryo INOHARA)
株式会社KDDI総合研究所・光部門 光アクセスネットワークグループ グループリーダー/IOWN Global Forum IMN-TF(IOWN for Mobile Network Task Force )リーダー

「大容量・高信頼・低遅延通信の実現に欠かせないAPNについて、「Mobile Fronthaul over APN」などのモバイルネットワークへの適用やコンピューティングリソースとの連携など、ミリ波パフォーマンスを最大限発揮する観点で、IOWN Global Forumにおける検討内容・将来展望を語ります。また、KDDI総合研究所のミリ波普及に向けた取り組みについても併せて紹介させていただきます。
Session3(セッション3)
吉井大二郎

ミリ波が本領を発揮するための3要素
吉井大二郎(Daijiro YOSHII)
株式会社村田製作所/推し活×5G(ミリ波・ローカル5G)プロジェクトリーダー

具体的な検証活動を通じて分かったことは、公衆網ミリ波においては「非日常」「人口密集エリア」「アップリンク活用」の3要素が揃うシーンでその本領を発揮するということです。ではこのノウハウをローカル5Gにおけるミリ波(28GHz)に活かすことは可能でしょうか。ODAIBA IX Coreリーダーの中村氏、サブリーダーの城田 雅一(クアルコムジャパン合同会社)に加わっていただき3名でディスカッションします。
Session4(セッション4)
伊東克俊

IOWN Global Forumで検討されているミリ波とAPN連携のユースケース
伊東克俊(Katsutoshi ITOH)
IOWN Global Forumユースケース作業班議長/ソニー株式会社 技術開発研究所 Head of the Lund Technology Laboratory

リアルタイムなデータの収集・加工・配信により、実世界と仮想空間の融合が進み、処理の遠隔化・自動化・予測が可能となります。このような未来像の実現に向け、ミリ波通信とAPNは、伝送からコンピューティングまでを含むEnd-to-Endでの性能確保を支える重要な技術として注目されています。本講演では、大規模化学工場やスタジアムでの利用をはじめ、IOWN Global Forumで検討されているユースケースを紹介しながら、ミリ波通信とAPNへの期待を述べます。また、ソニーが推進する次世代エンターテインメントにおいて、没入型体験やインタラクティブ性の向上を支える通信基盤としての可能性についても取り上げます。

第2部 (15:15-17:00) ワークショップ:ミリ波とAPNを体感する

docomo R&D OPEN LAB ODAIBAに用意されたミリ波端末20台、ミリ波基地局、APN回線終端装置、キーサイト様により提供されるミリ波関連測定器、ソニー様から提供されるビデオカメラ+トランスミッター(PDT-FP1)を利用して、実際にさまざまな形でミリ波を体感します。第一部で話題提供いただいたIOWN Global Forumの皆様にも加わっていただき「APN+ミリ波」のユースケースの可能性をディスカッションあるいはブレーンストーミングします。

お問い合わせ

XGモバイル推進フォーラム(XGMF)/TeleGraphic 編集部まで
E-mail: event@telegraphic.jp

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