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BMW、AIと5Gをフル活用した次世代EV工場を始動

独自動車大手のBMWは、ハンガリー・デブレツェンで、AIと5Gを中核に据えた新たなEV工場を開設した。同社はこの工場を「世界初のAI自動車工場」と位置づけ、10月下旬にも生産を開始する。...

2025/11/27

Posted on 2025/11/27

独自動車大手のBMWは、ハンガリー・デブレツェンで、AIと5Gを中核に据えた新たなEV工場を開設した。同社はこの工場を「世界初のAI自動車工場」と位置づけ、10月下旬にも生産を開始する。

この工場では、プライベート5Gとパブリック5Gを組み合わせ、ロボットやカメラ、センサー、タブレットなど数千台を低遅延で接続。同社独自の品質管理プラットフォーム「AIQX」で欠陥をリアルタイムかつ高精度で検出できる。また、デジタルツイン技術により物流や組立、レイアウトの最適化を実現している。

同拠点の5G網は、現地通信大手のMagyar Telekomが構築。ただし、無線機器ベンダーについては現時点で公表されていない。

BMWは、プライベート5G網の活用に本格的に取り組む自動車メーカーの1つ。すでに本国のディンゴルフィングとライプツィヒ、ランツフート、米スパルタンバーグ、中国瀋陽などの生産拠点にプライベート5Gを導入している。

同社は今後、このAIシステムをミュンヘン工場をはじめとする他の欧州拠点にも順次展開する計画で、デブレツェン工場をネットワーク全体のモデルケースと位置づけている。

資料

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