ノキアとNVIDIAが戦略提携、6G向けのAI-RANプラットフォームを共同開発
米通信大手のT-Mobileは2025年10月20日、5G-Advancedをベースにした新たな企業向けソリューション「Edge Control」および「T-Platform」を発表した。パブリックネットワーク上でプライベート5Gと同等の体...
2025/12/09
Posted on 2025/12/09
フィンランドのノキアと米NVIDIAは2025年10月28日、AIを中核に据えた次世代のモバイルネットワークと通信インフラの開発における戦略的パートナーシップを発表した。NVIDIAはノキアに10億ドル(約1500億円)を出資し、6G時代のAIネイティブネットワーク構築を加速させる。
この提携により、NVIDIAの技術を搭載した商用AI-RAN製品がノキアのRANポートフォリオに追加される見込みだ。通信事業者はNVIDIAプラットフォーム上で、AIを活用した5G-Advancedおよび6Gネットワークを構築できるようになる。
両社の取り組みには米通信大手T-Mobileも参画する。6G開発の一環としてAI-RAN技術の検証を進め、2026年に開始予定の実証試験ではネットワーク性能と効率性の向上を確認する計画だ。
ノキアのCEO、Justin Hotard氏は「通信の次なる飛躍は、5Gから6Gへの移行だけではなく、データセンターからエッジに至るまで、AIを活用した接続を実現するためのネットワークの根本的な再設計になる」と述べ、「AI-RANのイノベーションを加速させ、誰もがAIデータセンターにアクセスできる環境を実現する」とコメントしている。




