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大手が注力しない中小規模プライベート5Gに照準、欧州2社が合併へ

フランスのプライベート5G企業FirecellとベルギーのOpen RAN(RAN:無線アクセスネットワーク)ベンダーAccelleranは2026年2月18日、中小規模のプライベート5G市場におけるシェア獲得を目的に合併すると発表した。...

2026/03/11

Posted on 2026/03/11

フランスのプライベート5G企業FirecellとベルギーのOpen RAN(RAN:無線アクセスネットワーク)ベンダーAccelleranは2026年2月18日、中小規模のプライベート5G市場におけるシェア獲得を目的に合併すると発表した。両社は、ノキアやエリクソンなどの大手が関心を示してこなかった契約規模100万ユーロ以下の案件を主戦場と位置づけ、産業向けプライベート5Gの統合プラットフォームを共同で展開する。

両社の合併は、Firecellの5Gコアやネットワーク管理システム(NMS)と、Accelleranのプログラム可能なRANやAI機能を統合し、導入・運用を簡素化したハードウェア非依存のプライベート5Gを提供することを狙いとしている。これにより、港湾、工場、物流施設、防衛関連などで必要とされる産業用の高信頼接続を一元的に提供。従来は複数ベンダーの機器やソフトウェアを組み合わせる必要があった統合作業の負荷を軽減する。

FirecellのClaude Seyrat CEOは「産業オペレーションがロボットやドローン、自律型車両の大規模展開に向かう中、ベンダーの寄せ集めではない一貫した接続が求められている」とし、「この合併により、システムインテグレーターが標準化可能な単一のリファレンスソリューションを提供できるようになる」とコメントしている。

新体制はフランス、ベルギー、英国、ドイツ、ポーランドにエンジニアリングおよび営業拠点を持ち、欧州、米国、アジアでの展開実績を有する。合併後も既存製品のサポートを継続しつつ、統合スタックの商用展開を加速させる計画だ。なお、合併は2026年第1四半期末までの完了を予定している。

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